理事ごあいさつ
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理事 伊藤順一郎 訪問看護ステーションACT-Jはユニークなチームです。 スタッフは、病のための看護や支援の前に、その人の個性、あるいは生きてきた経験に思いをはせています。その人の生きづらさを理解し、精神の病や障害を抱えながらも「いま」を安心して暮らせる支援を工夫しています。そして、利用者のみなさんが、自分の人生の価値を再発見する、その旅の伴走者となるような支援を目指しています。 ACT-Jの具体的な支援について少しお話しましょう。
ACT-Jでは長期入院や頻回入院をしていた人々の支援を長年してきましたが、最近は発達性トラウマ障害とか複雑性PTSDという問題を長年抱えていて、生きることに苦痛を感じている人やそのご家族を「まるごと支援」するようなことも増えてきています。 他方、比較的若い人々のひきこもり状態に対しての支援も活発になってきました。ACTの理念を大切にしながらも、若い人々の特性に合わせ、柔軟かつ、ユニークに、ニーズにこたえる支援をすることを基本の姿勢にしています。ひきこもりに至るには様々な物語があります。その苦悩や苦労に寄り添うことを心がけていますが、そんな中で、トラウマを抱えた人々へのケアのアプローチを模索しているところです。 私自身は、隣接するメンタルヘルス診療所しっぽふぁーれの院長として、臨床面でも深くかかわるとともに、ACT-Jが属する特定非営利活動法人の理事としても運営に携わっています。チームワークを大切にする中でACT-Jは臨床面で高い質を保つだけでなく、経営的にも安定した運営ができていると思います。 私たちに興味を持った人々が、これからも多く集ってくださることを期待しております。 |
![]() 伊藤順一郎
特定非営利活動法人リカバリーサポートセンター 理事
医療法人社団ここらるら メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ院長
千葉大学医学部卒、精神科医。
国立精神・神経センター(現国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所社会復帰研究部部長を経て2015年に訪問診療中心の「メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ」開院。
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会社情報
理 念「心の病や障がいを持っていてもあたりまえに地域で暮らし、自分の人生を意味のあるものと思えるような生活をおくることができる社会こそが我々の望む社会である」 活動方針自分の人生を意味のあるものと思えるような生活を実現する事を支援します。 利用者に役立つサービスとして、精神科医療と生活支援を提供します。 地域にある様々な資源との密接な交流を図ります。 利用者の視点を大切にした地域中心の精神保健医療福祉システム作りに貢献します。 精神障がい者の社会的入院者の退院促進および退院後の支援を行います。 医療と福祉・介護をつなぐ訪問看護を行います。 |
法人概要
基本情報
| 法人名 | 特定非営利活動法人リカバリーサポートセンターACTIPS |
| 設 立 | 2007年12月 |
| 代表者 | 理事長 佐藤 茂樹 精神科医 |
| 理事 | 伊藤 順一郎 メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ 精神科医 山本 宏子 船橋総合法律事務所 弁護士 遠藤 由美子 こころの健康を守る会 松の木会 前会長 松尾 明子 特定非営利活動法人 ほっとハート 理事長 山本 啓太 国立国府台医療センター 津嘉山 太 合同会社ACTひろしま 吉田 光爾 東洋大学大学院ライフデザイン学研究科/東洋大学福祉社会学科 久永 文恵 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 地域精神保健・法制度研究部 足立 千啓 公益社団法人 青少年健康センター 名手 千晶 特定非営利活動法人 リカバリーサポートセンターACTIPS 斉藤 和彦 特定非営利活動法人 リカバリーサポートセンターACTIPS (順不同) |
| 監事 | 松本 衣美 一般社団法人COMHCa 精神科医 |
| 事業所 所在地 |
〒272-0824 千葉県 市川市 菅野 5丁目-11-16 |
| 連絡先 | 電話:047-712-5625 FAX:047-712-5632 メール:actips@actips.jp |
アクセス
事 業
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沿 革
| 私たちの根源となるものは、ACT(Assertive Community Treatment包括型地域生活支援:以下、ACT)というプログラムにあります。ACTは、1960年代後半にアメリカで生まれてから多くの国に普及しました。標準的な精神保健サービスよりも、入院期間を減らし、地域での生活を安定される効果があることが明らかになっています。日本におけるACTの実践活動は、2003年に、国立精神神経医療研究センター精神保健研究所が研究事業として日本版包括的地域生活支援プログラムACT-Jを開始しました。研究終了後、2008年に当ステーションが設立され、ACTプログラムの考えを継承するかたちで現在に至っています。ACTについて |
| 2002年4月 | 包括的地域生活プログラム(ACT)についての研究開始 |
| 2003年5月 | 研究事業として日本版包括型地域生活支援プログラムACT-J開始 |
| 2005年6月 | 個別職業紹介とサポート(IPS)についての研究開始 |
| 2006年7月 | 特定非営利活動法人設立に向けての準備委員会を設立 |
| 2007年12月 | 千葉県によるNPO認証 |
| 2008年1月 | 特定非営利活動法人リカバリーサポートセンターACTIPS設立 |
| 2008年4月 | 訪問看護ステーションACT-J事業開始 |

【ACT-J】のACTとは、もともと、アメリカを発祥の地とする、多職種アウトリーチチームによる包括型の地域生活支援の方法論を表します。医療支援・生活支援にとどまらず、やれることは何でもしてみる「まるごと支援」が、その志としてあります。具体的には、一人の患者さんに複数のスタッフが日常的にかかわる、個人別の支援チーム体制をとっています。こうすることで、日常生活が不安定な人に対しても、密度の濃い、安定した支援を送り届けることができるのです。