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みなさん、こんにちは。 NPO法人リカバリーサポートセンターACTIPSが運営するACT-Jの活動をお伝えするためのウェブサイトです。

講演会を初めとしたイベントのお知らせ、求人情報など、随時アップしていきますので、よろしくお願いします。

NPO法人 リカバリーサポートセンター ACTIPS

東日本大震災の影響を受けた皆様、現在も被災地で、過酷な状況を過ごしている皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、犠牲になられた数多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

そして、自分たちの生活をとりもどし、人生をとりもどす、皆様のさまざまな工夫や努力が、必ず実り多き復興につながることを、ACTに関わる全国の仲間たちとともに、固く信じております。私たち自身も、復興の過程で私たちにできることを、し続けていきたいと思います。

2012年02月の記事

2011年10月1日(土)、第5回千葉県精神科アウトリーチ研究会を開催致しました。
先にこのブログでもお知らせしましたが、今回は、「認知症高齢者への精神科医往診の取り組み」を、千葉県旭市にある社会福祉法人 ロザリオの聖母会が経営する、海上寮療養所(単科精神科病院)の上野秀樹先生にご講演頂きました。

わが国では、精神科病院に入院する認知症の方たちが増え続け、その半数以上が6ヶ月以上の長期入院に至っている現状があります。認知症の方たちを支える地域における精神医療はどうあるべきかを考える、とてもよい機会となりました。

今回のご講演では、アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症などの代表的な認知症を中心にご説明いただき、認知症の方を地域で支える時の問題と有効な対応について、具体的なお話を聞くことができました。

“買い物ができない”“火の不始末”などの中核症状(記憶障害、認知障害、人格変化)に基づく生活上の困難に対しては、福祉サービス(介護保険の活用など)が効果的な場合も多いとのことです。時に合併して見られる、精神症状・行動障害に関しては、ケアや対応方法の工夫も併せて行い、その上でなお、精神症状や行動障害の改善が見られず、精神科の通院に結びつけたいが本人の同意が得にくい場合に、精神科医師の訪問診療が有効な手段となるということです。
一方、入院医療では、望まない入院への反応から、むしろ症状悪化の可能性があること、残された能力を生かせる環境にないこと、長期化しやすいことなどのデメリットが大きいことなどを挙げられ、『外来医療が基本』で『認知症の方の精神科入院はできる限り避けるべき』という明確なメッセージを頂きました。

足立

*資料掲載の許可を頂きましたので、当日の配布資料の一部をご紹介致します。
●上野秀樹先生のご講演資料(抜粋)はこちら

2012, 年頭のご挨拶

あけまして、おめでとうございます。

昨年もみなさまに支えられながら、何とか一年を送ることが出来ました。
昨年のご挨拶には「きっと、今年も、波瀾万丈、山あり谷ありのACTライフが続くでありましょう」と書いたのですが、振り返ってみると、本当にその通りの1年でした(笑)。

その中でも、東日本大震災は、ACT-Jチームにとっても、大きな出来事でした。当日、市川市の各地でスタッフは大きな長い揺れを体験しました。お互いに連絡をとろうとしましたが、携帯電話がつながらない。携帯のメールも通じにくい。チームは、お互いを案じながら、それでも予定されていた活動を続けていました。さいわい、市川市では大きな被害はなかったので、夕方遅くにはスタッフは全員オフィスに戻ることが出来たのですが、公共交通が止まっており、オフィスの近くに住むスタッフの家に遠方のスタッフは泊まって一夜を明かしました。ちょっとした合宿になり、それもいい体験だったようですが・・・。
翌日は前日に引き続き、利用者のみなさんの安否確認のため、全戸訪問を行いました。これも幸運なことにも怪我をしている方もなく、落ちてきた食器などが散乱しているお宅は何軒かあったものの、比較的皆さん落ち着いて過ごされており、ほっとしたことでした。なんとかその後も支援は続けられましたが、一時ガソリンが欠乏して動かせる車両が制限されたことや、計画停電で信号機が消えてしまい、交通事情が悪くて訪問の予定が乱れるなど、訪問チームならではの小さな苦労はいろいろありました。
また、今後、私たちの地域でももっと激しい地震が起きた場合は、避難所生活なども想定せざるを得ず、そのようなときにどのように支援を継続するかは考えておくべき課題となりました。昨年一年、市川コミュニティ精神保健医療福祉会議などで、地域の福祉や社会協議会、学識経験者の皆さんなどとそのようなことについて検討する機会をもてたのは、大変よかったことでした。

一方、東北の被災地のことを考えますと、特に沿岸部の地域では、機能しえなくなった精神医療機関にかわって、訪問のできる機動的な精神保健医療チームが発達することが必要に思われました。沿岸部は以前から交通の便が悪く、医療機関も少なく、保健師さんによる訪問活動がさかんな場所でもありました。おそらく、現在もすでに、またこれから精神的な危機に陥るリスクの高い人々は、ご家族を失ったり、職を失ったりして、仮設住宅や、あるいは、なんとか形をとどめている自宅で、孤立を深めている人々ではないかと思われます。このような人々には、少々のおせっかいであっても、周囲から声をかけ、孤立の状態から抜け出す一歩を作る、訪問による支援が有用かと思われます。
今後の中長期支援において、ACTで培ってきたような、訪問による包括型の支援は、きっと役に立つと思われ、そのような支援のありかたの普及にも、僕たちのチームもこれから何らかの貢献ができればとも考えております。

そんなこんなで、今年も始まりました。
いろいろな苦労のおかげで、僕たちのチームも少しずつ成長しているように思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

伊藤順一郎